科学で認知できるもの
それらはすべて研究される
つまり学術(アカデミズム)化されるのだ
そしてアカデミズム化されるもの
それらはすべて権威付けされる
そしていつしか権威のピラミッドが構築される
そしてそれはそのまま利権のピラミッドとなる
資本主義社会の現代は
ありとあらゆる権威と利権のピラミッド社会だ
そうしてどこかのピラミッドに属さんがため
学歴社会が存在する
例えば人間の頭脳
目に見えるものだからこそ
古くから研究され学術化されている
当然に権威と利権のピラミッドがそそり立つ
それに対して
まったく研究されず
アカデミズム化されないものがある
こころである
(*重力もそうだ)
心は目には見えない
研究しようがないのだ
ということは権威や利権のピッラミッドも
存在しないということだ
つまり心は
太古の昔から現代まで
漠然としたイメージでしか捉えられていない
ゼロ・ニュートラルのままなのだ
しかしゼロならまだいい
アカデミズムにどっぷりつかった人たちは
目に見えず
研究されず
アカデミズム化されないものは
存在そのものを否定する
人間の胸にある
心の存在を認めることができないのだ
それどころか心さえも脳の一部なのだという
こころは理屈や科学で認めるものではない
感じるものだ
学歴社会や科学が進めば進むほど
心は研究されずアカデミズム化されない
そして当然に権威や利権のピラミッドも存在しない
そして利権の存在しないところには
マスコミさえも寄り付かない
つまり
資本主義社会が進化すればするほど
こころは置いてけぼりにされ
軽視されるのだ
親も学校も社会も
「しっかり勉強をしなさい」とは言うが
「しっかり心を鍛えなさい」とは言わない
そして
目で見えるものは何でも
学術化し
権威付けし
お金儲けのネタにする
それなのに
現代の大人社会の価値観
つまり
見栄・損得・世間体
に関わらない事には
そんなことにかかわっても何の得にもならないとばかりに
見えているのに心にふたをして
見てみぬ振りをする
心を病んだ若者を見ても我関せず
イジメ・ニート・ストーカーにオレオレサギ
心にふたをし
頭で人生を考えて迷路にはまる若者達
かれらは
ゆがんだ価値観を持つ
現代の大人社会の犠牲の産物にほかならない
心身を健康にして
目と心をしっかりと開いて生きていれば
そんな若者たちを目にすれば
人間愛がフツフツと湧き出して
一声二声かけずにはおられなくなる
だけど見栄・損得・世間体の価値観しか持たぬ大人は
彼らを直視しようとはしないのだ
こんな大人ばかりでは
どれだけ科学や医学が進化しようが
人間社会はいつまでたっても幸福にはなれない
まだそんな大人社会に染まり切っていない君やあなた!
今からでも決して遅くはない
目と心をしっかりと開いて生きろ!
その上で頭脳と肉体を使うのだ
そして
どんな事にも見てみぬ振りをするな!
人間の目は
見てみぬ振りをするためにあるのではない!
そして人間の心は
感じてかんじぬ振りをするためにあるのではない!
なにも無理をすることはない
今の自分の人間力でできることでいいのだ
いつでもどこでも誰が相手でも
そんな思いで生きるならば
心は日々鍛えられ
いつしか学校の成績や給料の額では決してはかれない
強い人間力を身につけることができる
そうなると君は
人間として生まれた意味や価値を心から実感し
毎日の一会一瞬が宝石のように輝きだして
人生が面白くて楽しくてしかたがなくなるのだ
そしてその思いは確実に
愛と勇気を奮った相手に伝播するのだ
*全く同じ事が重力にも言える
重力も目には見えない
だからこそ心と同じように
重力もアカデミズム化されず21世紀の現代においてさえ
人々は漠然としたイメージしか持たない
だからこそ人類は重力を軽視し重力に敬意を払わぬ安易な太もも坐法を選択し
それによって脊椎動物としての大切な骨盤と脊椎を歪め
万病スパイラルから抜け出せないでいるのだ
つまりあらゆるアカデミズムが進化すればするほど
目に見えないものは研究対象から除外されてしまっているのだ
しかし人間にとって何より大切なものはむしろ目には見えないものの中にこそある
少なくとも君たち若者はそこを見誤ってはならない
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