経理には接待交際費なるものがある
これが日本をダメにしている
馴れ合い・忖度・癒着・談合
あらゆる歪んだ関係を生む温床こそ
日本の下心満載の接待酒文化だ
純粋に酒を酌み交わしたい相手となら
下心抜きの自腹で堂々たる酒を飲みあえばいい
そうして世のため人のためになる夢や仕事の話で盛り上がるのは
こんなに楽しく痛快な酒はない
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そうではなく下心や忖度の内在する接待など
少なくとも国民が健全な経済活動をするために
国家が経費として認めるべきものではない
酒を飲んで車を運転しては絶対にいけないのと同じように
酒を飲んで仕事の契約の話など絶対にしてはいけないのだ
国家が認める接待酒文化
日本が世界のリーダーになれない最大の癌がここにある
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裏を返せば日本人は心を開くのが苦手なのだ
それは日本の度を過ぎた管理社会が最大の原因だ
戦時中の軍隊に始まり
学校・運動俱楽部・あらゆる団体・協会・グループ
すべてが先に始めた者が権力を握り
後から来る者を管理したがる
だからこそ言いたいことや言うべきことは権力者の専売特許となる
そうして管理される側は
言いたいことや言うべきことが言えない空気に支配される
だからこそ酒の力を借りて本音をこそこそと語り合う
はたまた接待の名を借りてインチキやルール違反の密約をする
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それじゃ日本がダメになるのは当たり前だ
車を運転する者は正しく安全確実な運転をし終えてこそ
そして仕事の取引先とは健全な契約を真剣勝負でし終えてこそ
健全な酒を堂々とそれぞれ自腹で飲めばいいのだ
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すべての人間は目と心を全開に生きなければならない
それでこそ人間も人間社会も幸福になれるからだ
神様はそのために人間に目と心を与えているのだ
そうして日ごろから目と心を全開に生きてさえいれば
誰にでも言いたいことや言うべきことが
その場その時に言えるようになる
そんな人間同士がぶつかり合えば
今まで見たこともない美しい火花が散り
新しい仕事となり文化となっていく
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つまり
君達若者が身につけるべきことは小賢しい人脈や処世術ではない
小さい内から
自分の目で見たことや心に感じたことに正直に生きることだ
つまり
どんな事にも見て見ぬ振りをせず
どんな事にも感じて感じぬ振りをしないで生きるということだ
それでこそ君の個性や人間性がしっかりと育まれる
そんな訓練をしっかりやって大人になったなら
接待酒のような腐った酒を飲まずとも
いつでもどんな人間とも感動的な真剣勝負ができ
痛快な人生を歩むことができるのだ
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