それがいかに不完全で不健全か
最近の食品偽装や企業偽装のニュースを見ればよくわかる
仕事や企業の目的が何よりも
世のため人のためであるならば
こんなお粗末なニュースが起こりようがないのだ
ところが現代の日本企業
特に立派な看板を背負う会社や企業ほど
世のため人のためは2の次3の次で
損得計算や世間体が最優先となっている
創業期の純粋な起業精神はどこへやら
大きくし過ぎた会社の器や
増やしすぎた従業員の給料を維持することに
躍起となってしまっているからだ
そしてより高く売りたいがため
低ブランド商材を世間体の良いブランド名に偽装する
そんな明らかな偽装をしているのに
企業の責任者はそれを認めようとしない
どんなに偽装が明白でも
大企業たる縦割りの壁を言い逃れの盾として
子供にもわかるような嘘を言う
またそうしなければ
みずから非合法企業であることを認めることになり
あげくの果ては廃業しなくてはいけないかも知れない
そんな事になれば多くの従業員や家族に迷惑がかかる
取引先もお客様も大混乱
そんな事まで社会も国も望まないはずだ
ここは神妙かつ適当にごまかして
のらりくらり言い逃れに徹しよう
極悪非道なことをしたわけではない
時間がたてば何とかなるに違いない・・・
しかし
今まで世間体の良い高級ブランドで商売してきた企業ほど
一度みずから傷つけ汚した看板の代償は計り知れない
はたまたそんな職場に勤める親の背中を
子供たちはどんな思いで見つめるのか
ことほどさように
一人の人間の仕事も
一企業のなすべき事業も
日々集中すべきはたった一つなのだ
それでこそ
企業もそれに関わる多くの人々も幸福になれるのだ
心身を健康にすれば子供にだってわかる事ではないか
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